【あらすじ・感想】漫画「淡海乃海 水面が揺れる時」
ホソイ
ホソイブログ
「付与術師」という職業の主人公:ヴィムは、冒険者パーティの「竜の翼」に所属する
「雑用」兼非戦闘員
予期せぬ階層主との闘いで危機に陥った仲間を救うために立ち上がり、単独で倒すことに
成功するが、手柄を横取りされたと激高したリーダーのクロノスによってパーティを追放
されてしまう
途方に暮れるヴィムだったが、幼馴染のハイデマリーに誘われ、最王手パーティ「夜蜻蛉」に体験入団することに
自身の能力に無自覚な「雑用係」がその真の力に気付くとき、世界は震撼することになる
独特の世界観と主人公ヴィムの設定が新鮮な感じの作品です
冒頭はやらかした(本当はやらかしてない)ことでパーティを追放されるという
割りとよくある感じで物語は始まります
主人公のヴィムが何しろ「卑屈でコミュ障!」、自分の力にも気付いていない
チートスキルで無双する他の作品と違ってイライラする展開も
自己研鑽によって身に着けた実力は、ヴィムにとって普通でも他の人には普通じゃない
無自覚なヴィムと、その異常さに気付き始める周囲の人との描写が小気味よくて
先へ先へと読み進めてしまいます
バトルシーンも多いんですが、迫力のある描き方でグッと引き込まれてしまいます
また主人公のヴィムには多くの謎が隠されていそうで興味が尽きません
難があるとすれば発刊ペースが遅いことでしょうか
最新刊の4巻は2023年4月28日の発売で、次の5巻は2023年秋頃発売予定で
待ち遠しすぎます…